和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

新番組『芸人先生』を視聴した感想_営業にも使えるお笑い芸人の技術をあなたに

四月に入り、テレビも新番組が多く始まる時期となりました。

今回はNHK Eテレで新たに始まった『芸人先生』という番組の感想を書いていきます。

番組の概要

この番組は、お笑い芸人が磨いてきた『笑いの技術』を、ビジネスマンに向けて教えていくという内容です。

芸人たちが持つ技術はビジネスの世界でも通用するであろうという考えから始まったであろう番組です。

 

第一回目は2度のM-1準優勝に輝いている『和牛』が、ビール業界最大手である『キリン』の社員に向けて、営業に使えるスキルを指導していきます。

 

指導内容

三十秒で心を掴め

和牛曰く『相手の心を掴むのは最初の三十秒』であるとのこと。

例え相手が初対面の人でも、最初の三十秒ぐらいは興味を持って話を聞いてくれる。逆に言えばその三十秒が過ぎれば、相手は既に関心を失ってしまう。

それゆえ、最初の三十秒で必ず相手の心を掴む必要があるのだと。

 

実際に和牛は自分たちのネタの映像を見せて、三十秒以内に掴みの小ボケ、またはキーワードを入れていました。

観客によってそれは使い分けされており、和牛を見に来た人達ならば、彼らのキャラを使った掴みのキーワードを。そうでないのなら軽い笑いを拾いに行って関心を寄せるように言ってました。

 

その話はなるほど、と思わせるものでした。

この番組では芸人の授業を有名なアドバイザーの方が見て評価しているのですが、その人もこの内容については妥当であると評価を下していました。

まず相手に話を聞いてもらえる体制を作らねば、それ以降の営業トークの価値は激減します。飛び込み営業ならなおのこと。

 

和牛は、この三十秒を完成させるために1,2年掛けても全然大丈夫だということも伝えていました。

その三十秒を作るために彼らもそれだけの努力がしたのだと、この言葉から伺えます。

 

会話で緩急を作れ

授業を受けていた営業の一人が、『焦ると早口になるので困っている』という悩みをぶつけました。

僕もついつい早口になりがちなので、その問題については興味を持って聞いていました。

しかし和牛は『早口自体は問題ではない』ということを語っていきます。

早口であっても滑舌よく流暢に聞き取れるのなら、決して相手に不快感を与えず、それどころか、それを上手く活用すれば、コミュニケーションの武器にもなるということを伝えていきます。

 

彼らは二人が早口で言い合って、最後には極めてゆっくりとした口調でオチを付ける、というネタの映像を見せていました。

早口のあとにゆっくりとした口調を持ってくることで、話の中に緩急をつけて、強い印象付けを行えるものです。

これはアメリカ大統領であったクリントン氏も行ったテクニックの1つであると、アドバイザーの人は語ります。

 

問題なのは滑舌が悪くなりモゴモゴとした口調での早口であって、そうでないのなら早口は営業トークやプレゼンにおいて大きな武器の1つになるようです。

僕も頑張って滑舌を良くしていければと思うお話でした。

 

以上のように、売れている芸人というのは、ただ面白いネタを作るのではなく、笑いを稼ぐためのスキル、間の作り方や関心・心の掴み方も同時に把握している必要がある職業だということが分かりました。

 

今度は逆に、一流の営業マンに、売れてない芸人がネタを渡して、営業スキルを駆使して笑いを取るような試みもやってみてもらいたいと思いました。

 

キリンの社内風景

最後にキリンの社内風景について触れて終わろうと思います。

今回はキリンという国内最大手の飲料メーカーで授業を行っていましたが、その間に仕事中の風景も同時に撮影しに行っていたのですが、この時の社員の姿がまたすごかったです。

全員、キリンのジャンパーを着用していたんです。

社員が店頭に出るときに着る様なジャンパーですね。

それを全員が、です。

 

作業着として設定されているなら別に問題ないのですが、どうやらそうではなく、皆が自主的に着ているというものでした。

恐らくテレビが来ているから皆着ているものだと思いたいものですが、社員さん曰く『愛社精神の賜物によるもの』なんだとか。

 

こう、僕がゆとり世代だからなのかもしれませんが、その光景を一種異様なものだと捉えてしまいました。

正直に言うと、ドン引きです。

受け付けなかったです。

 

今の就活生があれを見てもキリンに入りたくなるのかな?とか余計なお世話であろう感情を抱きました。

キリンに入らなくてよかったなぁ、と思った今日この頃。

いや、そもそも入れなかったでしょうけどね。