和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

クソアニメ『クロックワーク・プラネット』について

今年のクソアニメ

今年は久しぶりに色々なアニメを視聴しました。

その中でも個人的に面白いと感じたアニメが結構ありました。

osyousama.hatenablog.com

↑の記事で書いた『サクラダリセット』を初め、3Dアニメーションを用いたSFアニメ『ID-0』、数年前に作成されたにも関わらず、BSで放送されていた『ピンポン』や『有頂天家族』といったアニメ作品などなど。

旧作新作問わず、満足できた作品たちです。

 

しかし、世の中に溢れ返ってきたアニメの中には、残念ながら僕個人の趣味に合わない作品、端的に言えばツマラナイアニメなどもありました。

そのツマラナイアニメの中でも酷いアニメ、いわゆるクソアニメというの

その中でも印象深いのは『クロックワーク・プラネット』という作品でした。

 

まあ、かなりのクソアニメでしたね(苦笑)

今回はこの『クロックワーク・プラネット』を紹介していきたいと思います。

なお現在クソアニメとして名を馳せている『異世界はスマートフォンとともに』は視聴していないので、割愛させていただきます。

 

クソアニメの定義

 

ストーリーの展開、キャラクター、演出などなど。

これらが寒すぎてどうしようもなく、直視することが出来ず一時停止させて、再生させてもすぐ一時停止しなければ、僕の精神が恥ずか死してしまう作品。

これが僕にとってのクソアニメです。

 

作品においては勢いというものはこの上なく大切な者であり、それさえあれば恥ずか死することもありません。面白いかどうかは勢いの量によって決まったりもしますが。

 

そしてこの『クロックワーク・プラネット』には、その恥ずか死すら吹き飛ばすほどの勢いすらありませんでした。

 

つまり『僕にとって寒い展開、キャラクター、演出をシラフなまま延々と見せられ続けているクソみたいなアニメ』がこの作品でした。

 

寒いと感じた場面

世界観としては既に寿命を迎えた地球。その時Yと呼ばれる一人の人間が、地殻やマントルを含めた地球の全てを材料として歯車を作りだし、それを組み合わせることで歯車だらけの世界を構築しました。そして世界が歯車で構成されてから1000年が経とうとしています。

この点に関しては問題なし。『一人で地球全てを歯車にするとかドンだけwww』とかいうツッコミを、世界観で入れるのは野暮ってもんです。それ言うなら神様も同じような者だしね。

問題となるのは、その歯車を修理するシーン。

専門の修理業者が大勢で直しに行くんですが、その修理方法がネジ絞めのみ

 

いや、軸とかのズレは、ないんすか?

『1000年も経ったら故障ぐらい出てくるわい』なんて話が作中に出てくるんですが、1000年経ってネジの緩みぐらいしかないのなら、それマジで凄いんじゃないかと。

工作機械で一番大事なのは、回転軸がずれてないかどうかとかって聞いたことあったんですが、それが1000年経っても起こらないんなら、あと1000年ぐらい普通に耐えそうなんですが。ネジ絞めた

歯車にめちゃめちゃスポットを当てているなら、そこらへんもしっかりした方が良かったんじゃないかな。

 

何か時を止めるとか凄い技術を使っても、それでネジ絞めってなんだかな~って感じです。それぐらいなら、むしろ時止めずに超高速&超精密動作でネジ絞めた方が良いんじゃないかと。

 

設定で思い出したのが、主人公の設定。

この主人公、何キロ先にある小さな歯車の音すら拾うことが出来る変態的超人的聴力の持ち主で、この能力のおかげで、都市崩壊レベルの歯車の異変なんかにも気付くことが出来ます。

エコーロケーションよろしく、扉の向こうに潜む敵の数や位置も正確に把握することなんかもできます。

さらには何と、通信電波を聞くことも出来ちゃったりします。無線とかに使われている電波ですね。電波は電磁波の一種で、分類上音より光の方が近い気がします(そもそも電波は音波ではないんじゃ?)が、そこも気にせずに行きましょう! そういう設定なんでしょう!

電波が聞こえるんならぶっちゃけ、目で見るより耳で世界を見る(可視領域外の電磁波が聞こえるなら、可視領域内の電磁波、つまりは通常の光を『聞く』)ことも出来そうですが、まあそういう設定なんでしょう!

 

だったらさ、そんな鋭敏な聴力してんならさ、なんで1キロも離れていない距離にある戦車の砲撃に気付かないわけ?

弾丸が音速を超えているから気付けない』とか言っているけど、拳銃で殆ど音速と同じだから聞こえたとしても反応できるかどうかは別問題だし。

そもそもそんな鋭敏な聴力を持っているのなら、戦車の移動音とか砲身が照準を合わせる音とかで気付いておくれよ

そういうところがなんか、寒いと感じた。

 

ストーリーの展開をとっても、敵ボスが何をしたかったのかはっきり言って分からんかったし。

目的が意味不明すぎる。もうちっと分かりやすくしてほしかった。

クーデターとかなんか

 

あとまったく訳分からんタイミングでヒロインの処女宣告を聞かされたって、こっちとしては『だからどうした浪花節か?』で、大変薄ら寒いものを感じてしまいました。

 

あと、大きいけど細かい数字の羅列

『地下~キロにある歯車の音を聞き分けるなんて~』とか『ここの歯車の数は~億』とか。

『とりあえず凄さを出すために取りあえず大きな数字を出してみたよ』というのは分かるんですよ。簡潔ですからね。

何億何万とか、大雑把な数字を出すだけなら僕も、拒否反応とか示さないんですが。フリーザ様の53万みたいな。

でもこの作品では、やけに細かいところまで数字を出すんですよね(10万の位から始まり1の位まで正確に)。

それが、何かね、引くんですよ。

こう、超大型巨人みたいな、アバウトにデカいとか言われるんじゃなく、細かい数字まで出して『スゲエだろ?』感を出してくるのが、寒かったかな。

 

というかこの作品で一番寒かったのが、主人公演出

主人公が主人公している場面が、果てしなく寒かった

そもそも主人公を最終話まで受け入れることが出来なかったので、土台無理な話なわけですが。

耳が良くて歯車が好きってだけの設定にすれば良かったのに、下手に察しが良いみたいなキャラ付けもされているのも個人的にアウト。

 

凄い歯車仕掛けの人形のためだけに動いてたはずなのに、途中から『助けられる人は助けるし、無関係な人は巻き込みたくないよ』みたいなキャラになってて、『お前は結局何がしたいんだ?』ってなったわ。

 

演出に関してはもう

ダサい。

この一言に尽きる。

何なの? あの謎空間で歯車を作っている謎ダンスは?

あの腕に連動している操作アームは未来感を全てぶち壊すような代物だったのに、最後の2話ではそれがメインで使われていて、最後にはなんか謎空間に入り込んじまったし。

オートマタを直す場面で手が無数に分裂しているシーンを見た時は『ドクタースランプかな?』って思っちゃったし。

 

などなど、ツッコミどころは他にあるが、止まらなくなるのでここでカッツアイ!

 

以上、今まで色々突っ込んでいたが、この作品に勢いがあればそんな些細なことは気にせず視聴することができると考えています。

実際、勢いのある作品は途中でそんな野暮なことは考えさせません。最後まで見終わった後にしばらく時間が経ったうえで、やっとそんな思考に行き着きます。

 

そもそも矛盾点がない作品なんてのは早々ありません。アニメであれ映画であれ、作品にとって何より大事なのは、そんなところに目がいかせないようにする勢いだと、僕は考えています。

 

その点で言えば、この作品は、まあ、勢いにしても下の下でしたね。

途中の笑えなくて寒いギャグシーンが、作品としての勢いを全て殺していたイメージです。

毎週どこかで一回は箸休めが入るようなのは、止めたほうがいいというのが今回のアニメで得た数少ない教訓でした。

 

まとめ

今まで散々『クロックワーク・プラネット』についてボロクソに批評しましたが、勿論このアニメを楽しんでみた方も居られると思います。

そのような方はこんな偏屈な記事を見ても、その楽しんだ気持ち、好きな気持ちを大事にしていただきたいと思います。

本当に面白いと思っていたのなら、どんな批評を食らっても、その気持ちがぶれることはないと思いますから。

同様に僕も、どんな感想を貰っても『クソアニメ』という評価が覆ることはないと言い切れます。

 

なお、今回はあくまでアニメ版のみを対象にしています。つまりは原作の方はノータッチということで。

もしかしたら原作小説の方は面白いかもしれませんよ。

僕は読んでないですし、読む予定すらありませんが。

 

レコーダーに取り貯めしていたこの作品をこの2日間、誤って見続けてしまい、傷付いてしまった心を癒すための殴り書きは、これにて終了とする。

お目汚し失礼仕りまする。