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和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

社会の歯車は嫌だと言うけど、歯車じゃなきゃ色々と困る

お久しぶりです。和尚です。

社会の歯車となって、早8ヶ月が経とうとしています(笑)。

 

以前出会った方はこんなことを言っていました。

『社会の歯車にはなりたくない。そもそも俺たちは歯車じゃない』

 

確かに僕らは歯車じゃなくて人間です。当たりまですが。

しかし、こと人間社会においては『人間というのは押しなべて歯車でなくてはならない』と思っています。

これはどの時代どの地域においても共通のことであると考えています。

 

そもそも歯車じゃないということは、どういうことなのか?

僕はそれを『その人の代わりを務める人がいないこと』だと考えています。

オンリーワンの技術や能力を持った人々が、これに当てはまると思います。

その人にしか務まらない以上、当人が落ちぶれたり職を失うことなどはないでしょう。まさに替えが利かない人材ということです。

 

ですがこれはまさに危険としか言いようがない状態なのです。

 

例えば、水道設備における技術を持った人が一人しか居ない地域があるとします。

当然、その地域で水道関連の仕事はその人に任されることになります。

しかし死亡、あるいは転居など、何かの拍子にその人が地域から居なくなってしまったとき、その地域では水道トラブルに対処することが出来なくなってしまいます。

 

これは、その人物がオンリーワンの人材であったことが原因です。

抜けた穴を埋める歯車の予備がなかったということです。

 

現代社会では、他所の地域から水道技術のある人を雇ったり、または新たに技術を持つ人材を育成するなどといった方法で、人員の確保(歯車の補充)をすることが出来ます。

人員に空きが出来ても、すぐフォローできるようにしておかなければならない。 

歯車の欠けをすぐ埋める様にするのが今も昔も変わらない社会の有り様なのです。

 

この代わりの歯車がない状態というのは、極めて危険な状況です。

よくスポーツや会社のプロジェクトチームなどでは、ワンマンと呼ばれる現象が起こったりします。個人の力におんぶにだっこの状態ですね。

この場合、その要となる人物は決して歯車などとは呼ぶことは出来ないでしょう。まさに要であり支柱ともいえます。

一個人としては、この状況に憧れを抱くこともあります。自分の力が必要不可欠であるというのは、他に変わることのない特別性を感じることがあるのではないでしょうか?(なったことがないので、ここは完全に想像ですが)

 

ですが経営陣としては、これは悩ましいことです。

要となる人材を失ってしまったらチーム全体の力は確実に下がってしまいます。それだけ優秀な人物なら、引き抜きが起こることもあるでしょう。それを防ぐため、高額な報酬などを用意して足止めする必要もあります。

それは全て経営側としてはリスク、または負担となります。

これを回避するには、彼らと同等の働きを行える歯車を用意する必要があります。例え辞められても予備として活動していた歯車さんが空白を埋めてくれます。

 

『この会社は自分で持ってる』という発言はネットなどでよく聞きますが、例え貴方が辞めても別の誰かが貴方の仕事を引き継ぎます。会社や社会とは元来そういう風にできてます。もしお辞めになって本当に会社が潰れたのなら、失礼ですが会社として成り立っていたとは言えない環境であると思います。

 

 

僕ら勤め人が歯車であるからこそ、セカイは何の不都合もなく回っているんです。

だから日本の総理大臣がころころ変わっても大丈夫なんですね!