和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

雑記:専業主婦はなぜ減ったのか?_少子化の問題もそこにあり?

最近の『日本死ね』発言をした方もそうですが、働きたいから保育園に入れさせたい、つまり専業主婦ではないのですよね。

そこでふと、一昔前なら当然のように居た専業主婦が減った理由を考えたとき、それは少子化の要因の一つなのではないか、と思うようになったので、それを書いていきます。

ただこれは結婚したこともない結婚童貞の発言ということにだけは留意してください。

専業主婦とは?

まず専業主婦とは何なのか?

専業主婦とは、家事(炊事、洗濯、掃除、買物、家計管理)や育児に専業する女性のライフコースの一名称(Wikipedia 出典)。

要は仕事をせずに、家庭内での庶務の一切を引き受けた女性のことを指すのでしょう。

これはつまり、家の中での仕事が増えるほど、彼女たちの仕事量が増えることに繋がります。

子供であれ祖父母であれ同居人が多ければ多いほど、その仕事は増える傾向にあります。

そんな重労働ゆえ、洗濯機のような家電が現れたときは、まさに『神器』とも呼べる扱いを受けたのでしょう。

しかしこの神器の出現故、専業主婦の人たちの立ち位置が減っていったと言っても過言ではないのです。

 

家電の発達

この文章を書く前に読んだ記事に、このようなものがありました。

takasuka-toki.hatenablog.com

食洗機を購入したことにより、離婚の危機を脱したというのが筆者様の談だ。最後には家事を撲滅しようという言葉で締めくくられている。

家事の撲滅、まさにこれが専業主婦の立場を追いやっている。

いったん専業主婦の仕事から、育児というものを取り除いてみよう。つまり夫婦二人きりの生活と考えてほしい。

 

さて、ここで先の項で引用した専業主婦の仕事のうち残ったのは、炊事、洗濯、掃除、買物、家計管理です。他にこまごましたもの(ご近所付き合い等)もあるかもしれないがこれもここでは置いておきます。

旦那が外で働いている間にこれだけの仕事をする。もし家電が無い時代なら大変な重労働です。

炊事をするときには薪をくべて火の番をしなければならない。白米を炊くのも一苦労でしょう。洗濯には洗濯板で手洗いし、絞らなければならない。食器を洗うのも大変です。掃除は掃除機なんてなくハタキや箒でしょう。買い物も車はないでしょうし、家計管理は手書きで帳簿を書くことになるでしょう。

考えるだけで重労働だと分かります。近頃のおば様が困っている肥満などにはならないのではないでしょうか。

 

それでは昨今の家電を使うと、これらの仕事はどうなるでしょうか。

コンロを使って簡単に火力を調節して、炊飯器でボタンを押せば後は勝手にご飯が炊けます。洗濯には洗濯機を使いましょう。乾燥機があれば最高ですね。食後には食洗機に掛ければ汚れは消え去ります。掃除には掃除機を使うでしょう。え、我が家にはルンバがある?羨ましいですねぇ。買い物には自転車や車なんかどうでしょう。家電とは言えないかもしれませんが、それでも使う人は多いでしょう。家計簿にはエクセルなんかをお勧めします。

 

どうです?家事が一気に楽になりませんか?別に家事専門の人間を必要としない程には。

 

家事の外部化

昨今一人暮らしをしている男性なら、これぐらいしているのではないでしょうか。少し性能の高い家電を買えば、仕事をしながらでも家事の大半をこなすことはできます。

加えて、そこに『家事の外部化』というものがあります。いわゆるアウトソーシングというものですか。

コンビニやスーパーでの買い食いなど普通にありますし、買い物に至ってはア○ゾンなどの宅配を使えば外に出る必要もなくなります。

一人暮らしでも出来る家事。二人分になったとしても量はさほど変わらないでしょう。

 

専業主婦の減少

家電や家事の外部化の発達により、家事に必要な労働力は格段に減少しました。働きながらでもこなせる程度には。

こうなってくると、常に家に居て家事をする必要はなくなります

そうなると夫婦になったとき、旦那は奥さんに家事だけではなくプラスアルファを求めることになります。

家計を手助けするためのパートなどをするため、専業主婦がなくなってしまうのです。

現実でも、夫婦ともに働いている例が多くあります。女性の方が多くの稼ぎを持って帰る場合も往々にしてあると思います。

男女が平等に扱われることを望む現代の社会では、むしろ好ましい状況なのかもしれません。

 

しかし、ここに専業主婦のもう一つの大きな仕事でもある、子育てが絡んでくると、話は一変してきます。

 

育児にかかる莫大なエネルギーと、外部化の窓口の狭さ

夫婦二人暮らしでは、さほど要求されない家事への労力。しかしここに子供が加わるだけで、時間を問わない夜泣きなど、その労力は比になりません。

そしてそれは大多数において、女性側への負担となるのです。

まず妊娠・出産という段階で、女性の行動はかなりの部分で制限されます。出産後も肥立ちによりますが、すぐに動けるという訳ではありません。大雑把に見積もっておよそ一年間でしょうか。これは男性には代わることはできない、女性だけに許された特権とも言えるものです。

その後の育児に関しては男性も協力できますが、やはり女性側に負担が掛かることは間違いないでしょう。『育児は女性がすべし』という日本社会の風潮もあるのでしょうが、やはり母乳を与えることがある女性に負担を掛けることは間違いないです。

挙げれば他に様々なことがあるのでしょうが、とにかく子供が一人増えるだけで増える労力は劇的に増大します。少なくとも共働きでは満足に子供の面倒を見ることが出来ないほどには。子育てに便利な家電も存在しないのです。

とは言うものの、一番手と目が離せないのは乳幼児のころ。それが過ぎれば共働きに戻るチャンスが巡ってきます。『保育園』という外部化が存在するからです。

しかしあの『日本死ね』発言から分かる通り、保育園の窓口が狭いため預けることが困難です。

 

困難極める専業主婦へのジョブチェンジ

だったら専業主婦に戻ればいいんじゃないか? それも難しい話です。子育てにはエネルギーと共に、莫大な費用も掛かるためです。そこに収入源の1つを潰すという選択肢は、なかなか取れないものです。収入が十分にあるのなら、そもそも共働きをする必要はないですし。

育児に掛かる労働力の問題から専業主婦になりたくとも、お金の問題でなれない。それが現状なのではないでしょうか。

 

専業主婦の減少=少子化の促進?

家電や家事の外部化で専業主婦は減り、いざ子供を産んでも働かざるを得ない現代日本。子育てに掛かる労力と費用を考えるならば必然、子供を作らないという選択肢を選ぶ方が多くなってしまいます。

 

子育てに掛かる負担を減らさない限り、子供は増えないし、税収も結局尻すぼみになるのではないでしょうか?

 

にしても、家電の事を書こうとしただけなのに、ここまで長くなってしまうとは。

まとめる能力がない自分に絶望しながらここで筆を置きます。