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和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

映画紹介:『椿山課長の七日間』_笑いあり、涙あり、ちょっとした疑問あり。だがそれでも未練なし!

こんにちは。和尚です。

本日も深夜に放送していた映画『椿山課長の七日間』の紹介と感想を書いていきたいと思います。ネタバレも多分に含んでいるのでお気を付けください。

  • あらすじ

主人公は百貨店で働いている最中、急逝してしまった『椿山 和昭』(西田敏行)。死後の世界では、天国に行く前に初七日の間だけ、別人に成りすまして現世に戻れる制度があった。

その制度を利用して椿山とヤクザの『武田』(綿引勝彦)、そして少年の『雄一』(伊藤大翔)は、それぞれ『和山 椿』(伊藤博美)、『竹内 弘実』(成宮寛貴)、『連子』(志田未来)となって、正体を明かさないことを絶対の条件に、現世に戻ることとなった。

戻る前に、それぞれには現世に帰るに足る事情があったことが伝えられた。武田にはヤクザ同士の抗争を止め、自分の子分を救うこと。雄一は本当の両親に出会うこと。そして椿山には、生前知りえなかった重大な事実を知るために……。

果たして椿山が知りえなかった重大な事実とは?

 

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感想(0件)

 

・笑いあり

中身はオッサン、見た目は美女という設定が面白い。ありきたりではあるが、西田敏行が魅せるオッサン力が、その設定を完璧に生かし切っている。

西田敏行が演じる中年のオッサン『椿山』は、現世に戻るときには伊藤博美演じる『和山 椿』という美人に変わってしまう。そのあと、胸を見たり触ったりなど、ごく普通の男なら当然の行動を取り始める。

その後、実の父に口説かれそうになったり、自分の遺影を見て大号泣を始めたり、その時自分の奥さんから、自分(女)が自分(男)の浮気相手だと思われたり、共に生き返った武田に正体を知られぬまま抱かれそうになったり、ある意味女性の体を最大限楽しんでいるとも言えます。

僕的に一番の笑いどころは、中身のオッサン同士(西田敏行綿引勝彦)のほっぺたチューでしたね(笑)。

 

・涙あり

最初から椿山と雄一は行動を共にしていますが、途中から三人の物語は交差していきます。いや、正確には雄一と武田、そして椿山の息子・『陽介』(須賀健太)が絡んでいき、椿山自体は狂言回し的な役回りに落ち着きます。

ここで素晴らしいのが、西田敏行さんの声の力。途中から西田敏行さんの姿はほとんど出なくなり、基本的のモノローグだけになるのですが、それでも中年の気楽さと悲愴さを演じ切っています。

正直な話、椿山課長の重大な事実というのも、察しの言い方なら作品序盤で気付いてしまいます。しかしこのお話の主軸の一つは、親子の物語だということです。それぞれに事情がある親と子。それを描いていきます。複雑な親子関係。父とは?子とは?血縁とは?この作品は、様々な親子のドラマを魅せています

姿かたちは変われども、その中でもしっかりと存在する本物の親子愛涙なしで見届けることはできません。

 

・ちょっとした疑問あり

そんな作品中でも、色々疑問に残る話があります。

まずタイトル。初七日の間まで現世に居れるのですが、最初の段階で既に四日経過しています。実質現世に居れるのは、三日だけなのです。スタートで既に半分以上消化しているのです。だったらタイトルを三日間にすれば良かったんじゃないのかな?とも思いました。

 

二つ目に、椿山の息子の陽介くん。彼はとある事情でヤクザの息子だと勘違いされる場面があるのですが、その後特にフォローがありませんでした。一応母親の方は違うと気付いたようですが、それならそれで嘘をついた子供とヤクザに目を付けられそうなのですが(汗)。しかも自分の初恋の相手が、目の前で光となって消えていく場面も見てしまったし。彼の今後の将来に少々の不安を抱いてしまいます。

 

二つ目に、椿山さんのお父さん、陽介君のおじいちゃんの逝去があります。人生経験の豊富さからか、椿山一家の誰よりも広い視野で家族を見ています。生き返り三人組を全て結びつけたキーパーソンともいえる人ですが、作中の最後に脈絡なく死にます。

何か意味があるのかと思ったら、何故か三人組と合流して仲良く天国に向かいます。やっと陽介君が今の家庭を受け入れて成長を遂げたため、陽介くんの心の拠り所であったおじいちゃんが必要なくなったのは分かります。けどだからといって殺す必要はないと思うのですが、どうなのでしょう? 何か深い意味があるのでしょうか?

結局分からずじまいでした。

 

・未練なし!

しかし今回亡くなった全員は未練なく死後を迎えています。誰も地獄に堕ちることもなく、天国へと昇っていきます。己の目的を満たし、自らの人生を悔いなく終えることが出来ました。現世に残った方も大事な方々の死を受け止めて、前を向いて歩きだしています。

完全無欠のハッピーエンド。まさに年末に見るにふさわしい映画だったと思います。

 

笑いと涙があり、疑問も残りつつも、未練なく後味スッキリな作品に仕上がっています。

 

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原作小説があったそうですので、そちらも載せておきます↓

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