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和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

映画紹介:『ザ・コア』の感想_非科学的? 映画なんざ大半そうだ!

こんにちは。和尚です。

年末になったので、深夜に映画を放送することも多くなってきましたね。

今回は深夜に放送された、2003年に製作された『ザ・コア』という映画についてのネタバレ紹介と感想を書いていきます。

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 誤解を恐れずに、このお話はざっくりと言ってしまえば、地球版アルマゲドンです。

危機に陥った地球を救うため、選ばれた6人が地球内部の、誰も到達したことのない場所へと進んでいくお話です。

1.あらすじ

ある日突然、ペースメーカーの停止やレーダーの誤差などが発生した。原因は地球内部の核の対流が止まったためである。対流がなくなると地球を覆っている電磁場が消失してしまい、太陽風が地球に降り注ぎ、人類は滅んでしまう。このままいくと一年後に人類が滅亡することが判明した。それを防ぐため、地球の核へと潜航し、対流を復活させなければならない。

ここに、地球滅亡を防ぐプロジェクトが発足したのである。

 

2.主な登場人物

  • キーズ博士

本作の主人公。地球物理学者。主にパルス(波長)を利用した研究だと思われる。潜航システムを構築した。地球滅亡の危機を見つけた人物。その明晰な頭脳でピンチを乗り切る。だが想定が甘かったり油断ぶっこいてたり、事前の話し合いを怠っていたりと、色々やらかしている。あと肩の治りが早い。

  • サージ博士

キーズ博士の親友。高エネルギー兵器の研究をしている。既婚者。対流を起こすための核爆弾の管理をしている。

  • ジムスキー博士

地球物理学の第一人者。米国政府にも顔が利く。核爆発による対流発生のシミュレーションを行っていた。生存本能、承認欲求、友情、義務感、諦念など正負様々な感情を見せてくれる、今作品の中では最も人間らしい人物である。作中で一番好きなキャラである。

  • ブラズ博士

人類の大英雄。この人が居なきゃ人類は滅んでいた地球の核にまで行ける船体の材料と、地殻もマントルもぶっ壊せる超音波破砕機一人で完成させた超天才。この人が作った地球潜航船『バージル』が、人類の希望の船となる。今作品におけるドラ○もんのような存在。詳細は後述。

宇宙飛行士であり、ベテランパイロット。軍人らしく極めて高い冷静さを備えている。しかしトラブルを解決した直後の気の緩みから、地球潜航隊の最初の犠牲者となる。

宇宙に行った最年少記録を塗り替えた才媛。アイバーソン船長亡きあと潜航船『バージル』の操縦桿を握る。結局優秀なのかどうか分からずじまいだった。

  • ラット

天才ハッカークラッカー。アメリカの支援ありとはいえ、この世のネットの全ての情報を管理・支配していた。地上から最高の援護射撃を行ったニクイやつ。最後に一番おいしい所を持っていた。ホットポケッツが好物。

 

3.解決方法

 この映画は地球版アルマゲドンと表現しましたが、その方法は『地球内部の核とマントルの境界まで潜って、核爆弾で対流を引き起こす』というものです。この手の映画でのトラブル解決手段は核兵器というのが定番のようですね。まあ現在思いつくもので一番威力が高い爆弾ですからね。とにかく困ったら力技で誤魔化しましょう。

 

4.科学的か非科学的か? そんなことよりブラズ博士の話をしようぜ!

正直対流を引き起こすために核爆弾があの小さな船に搭載されているのか? というか今の科学力で生み出せるのか? という疑問が浮かびます。

まあそれは今更言い合いっこは無しにしましょう。本当にアルマゲドンがあれだけの爆弾で隕石を破壊できるのかも分からないんです。この手の作品ではとにかく、爆弾を所定の位置につけたのが何より重要なのです。それだけの威力はあった、ということにしましょう。

 

この作品において一番都合がいいのは間違いなく、潜航船『バージル』の存在です。これだけは断言できます。

作中でも述べていたように、人類が到達できた深さは未だ1000kmに届いていません。3000kmなど夢のまた夢、それのさらに夢といったところでしょう。

それを可能としたのが地球内部の高密度な物体やダイヤを破壊できる超音波破砕機と、高温と高圧に耐えれるだけではなく、さらには熱と圧力をエネルギーに変換できる、左記の超音波破砕機すら敵わない超合金の存在です。そしてこれを発明したのが、世間に知られることなく研究を続けていた、人類が生んだ超天才:ブラド博士なのである。

 

まさに夢のような技術です。産業革命待ったなしです。超音波破砕機はそのまま戦術兵器、いや戦略兵器に転用することが可能です。超音波なので宇宙空間以外のどこでも使用可能です。作中でも地上と水中のどちらでも使用していました。岩盤を掘り進めて敵国の地中深くで人知れず工作することが出来る大変危険な兵器です。宇宙開発が進んでいても、地中開発は今一歩の現状、まず間違いなく裏を掻かれることでしょう。高エネルギー兵器を研究していたサージ博士は涙目を浮かべていたこと間違いなしです。当然、軍事目的だけでなく、工業の分野でも間違いなく活躍することでしょう。

超合金の方はもっとヤバいですどっかの火山の火口か溶岩地帯にでも放り込んでおけば、半永久的にエネルギーを取り出すことができるんですから。作中での超合金の強度を考えれば、熱で壊れることはあり得ませんから。長らく人類を苦しめていたエネルギー問題に終止符を打つこと間違いありません。この人だけ未来の世界に生きています。

こんなものを生み出したブラズ博士をドラ○もんと呼べずに、何をドラ○もんと呼べばいいのでしょうか?

 

余りにチートアイテムだと思われることでしょうが、逆に言えばそれぐらいなければ、地球の核に行くことなど土台無理な話です。

舞台装置何だから、そこらへんの超技術は見逃してくれってことですよ。こんなもんスターウォーズの宇宙船と同じなんだから。

 

他の人の感想で見たのですが、地球内部の映像について言及されていました。科学的裏付けが乏しいんじゃないか、など。

でもどれだけえらい教授でも、研究者でも、本当の地球の状態を見た人は居ないのですから。あくまで研究者が言っているのは、地震などの観測データという事実から推測した地球内部なんです。映画のような状態ではないと言い切ることは、誰にもできないのです。

つまり何が言いたいのかというと、

映画なんだから、こまけぇこたぁガタガタ言うな。楽しめりゃいいんだよってことです。

ただ一つだけ付け加えると、目的地はあくまで液体の核、いわゆる外核です。惑星中心部に行けば無重力になりますが、外核では重力加速度はさほど変わらないので、無重力にはなりえないと思います。理論的にはね。

 

5.総括

今まで色々擁護するようなことを言ってきましたが、作品中に不満がないわけじゃありません。

お前らもっと船長の死を悼んでやれよ!、とか、なんで爆弾の量について事前に話し合わなかったんだよ!?、とか、最後に触れるのは『ディスティニー』って単語じゃねぇだろ!、とか。

自分としては少なくとも、もう一人は多く生き残れただろうという感が強いです。あのオチにするなら全員死んだほうが物語としてはスッキリしたと思います。

挙げていけばきりがありませんが、地球について勉強している僕としては、『ああこういうこともあるよね』などと、したり顔が出来て楽しめた作品です。

 

SFなんて、そんな真面目に原理を考察したら、しんどいだけです。なんで光線銃で光が見えるんだよ? ってなりますから。

 

お話としてはありきたりかもしれませんが、だからこそ安心してハラハラドキドキして見ることができる作品だと思います。

 

こちら↓が『ザ・コア』になります。

 

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