和尚の日記

マンガやゲーム、映画など自分が見たものの感想や紹介をしていきたいと思います。

ネタバレ:『グッド・ナイト・ワールド』『送球ボーイズ』 の感想(マンガワン新連載分)

こんにちは。和尚です。

マンガワンでは新連載攻勢が始まり、すでに二作品の第一話が無料公開されました。

なので今回は、新連載である『グッド・ナイト・ワールド』『送球ボーイズ』の第一話についてのあらすじ紹介、そして感想を書いていきたいと思います。

ネタバレ含んでいるので気を付けてください。

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著作権:岡部 閨

引用元:https://twitter.com/okb0803/status/676982702969659393

・グッド・ナイト・ワールド

 作者はマンガワンで『世界鬼』という、ファンタジーでサイコなマンガを描いた『岡部 閨』さん。

 この作品ではヴァーチャルリアリティ、通称VRの技術が発達し、『プラネット』というネットゲームにも使用されております。そのゲームの中で最強の四人組として知られている、『赤羽一家』というグループが存在しています。その四人はまるで本当の家族さながらに仲良く過ごしています。プレイヤーネーム『イチ』は、その中で確かに家族の温もりを感おかじております。

 一方現実では、『イチ』は引きこもりをしており、家族を見下しています。母も家に帰ってこず、家族全員の心はバラバラになっており、家庭の温もりはすでにありません。

 ゲームの中での仮初めの温もりを求める『イチ』。しかしそれを求めるのは彼だけではありません。他の家族全員も、仮初めの温もりを『赤羽一家』に求めています。

 そう、『赤羽一家』のメンバーは全員、現実での本当の家族だったのです。

 以上がこの作品のあらすじになります。

 

 ネットの世界での人格と、現実世界の人格との差異を描いた作品、といったところでしょうか。ネットと現実で起こる問題というものは、フィクションではよく題材に上がっていると思います。系統は違いますが『SAO』『.hack』、ギャグマンガでも使われています。

 ネットと現実での二面性、人間の複雑さを上手く描ける方が取り上げれば、素晴らしい題材になると思います。

 その点でいえば、あずまやらシ○ブ自衛官やら魅力的なキャラを作り、人間の負の面というか情緒不安定な面というか、とにかくその辺を描いてきた『岡部 閨』さんなら、その複雑な人間事情を上手く利用できると思います。

 新連載攻勢第一弾は、かなり強いパンチ力を持っていると思います。

 

・送球ボーイズ

 舞台はハンドボールが盛んな街、富山県氷見市(ひみし)。

 氷見市唯一の公立高校、火鼠高校ハンドボール部に所属していた一年生『佐倉 凪』は雑用途中に、二学期から転入してきた一年生『志熊 栄都』と出会う。志熊はハンドボール部に入部希望していた。しかし彼の身長の低さを理由に、キャプテンである『大月 雪弥』は入部を断った。

 火鼠高校は一時期インターハイ出場という栄光を掴んだが、それ以降成績は振るわなかった。その栄光を取り戻すために、身長制限を設けていたためである。

 しかし志熊の熱意に押されたのか。大月は、自分に勝てば入部を許すという条件で、志熊と勝負を行う。制限時間は十分。それまでに守備に回った大月とキーパーを躱して、一点でも取れればそれで勝利。

 体格差から不利な展開が続いていたが、最後に奇襲となる高難易度のシュートを見事決め、一点を奪い、入部の権利を勝ち取った。

 以上が第一話のあらすじとなります。

 

 読者コメントを見たところ、これは以前にもWEBで公開されていたものを、世界観を引き継いだうえで、リメイクした作品のようです。ですので以前からの読者からすると楽しみだったようです。

 では自分にとって第一話はどうだったかというと、少し微妙でした。

 スポーツマンガとしては鉄板のような流れで大丈夫ですし、余り知らないハンドボールという球技が題材なので、そうなんだと感心できる部分が多く楽しんで読めてはいます。

 しかし、一つ一つの展開には、疑問符が付くところがありました。

 

 冒頭に夏季のハンドボール大会の描写があるのですが、その時に佐倉くんは一人の女性?と出会います。

 なぜ?を付けたかというと、女性という明言もなく、それ以降得に描写がないからでう。いや作中の表現からすると、その女性?=志熊であるようにも取れます。ですがその正体は結局不明です。

 物語なら、このように正体不明キャラというのはよく出てきますが、それでもどういう立ち位置のキャラかは推測できる場合が多いです。チームメイトかライバルか、ヒロインなのか、はたまた師匠キャラなのか、ぐらいは雰囲気で分かると思います。謎キャラなら謎キャラとしての雰囲気がありますし。

 しかし今のところヒロインのようなチームメイトのような、はっきりとしてない感じがします。

 あとはおにぎりの拾い方。あれはねぇよ(笑)。

 

 そして最後のゴールシーン。跳躍してから、まるで横の胴回し蹴りのような体勢に持ち込める志熊の身体能力を高さを表しているのはわかります。やれって言われても僕にはできないですし。

 でもやっぱりスゴさがちょっと分かりづらい。横倒しの体勢からのサイドスローなら、左で投げたときと軌道が変わらないんじゃないかと思うし。P.28の志熊から、『あ、こいつ左でも投げれるかも。両利きが武器か』とか邪推した自分が恥ずかしいよ。何か佐倉くんも『右利きの初心者が決めれる角度じゃない』なんて前ふりしてたから、なおさらそう思った。

 それに、いきなり志熊の体が横倒しになってたところに違和感がある。結構細かいコマ割りをしているのだから、主人公の体が少しだけ傾いているコマとかがあったほうが、スッと頭に入ってきたと思う。

 まとめると、スゴさが分かりづらい上、脈絡なく大技使った感が強い。

 

 それとゴールキーパーが空気過ぎて、最後出てきたとき『居たんだ!?』ってなった。メインは志熊と大月の勝負だから仕方ないんだけど。

  あと第一話なので、志熊が入部するところまでちゃんと書いてほしかったです。。

 

 結構ボロクソに言ってしまいましたが、この作品はまだ第一話。もしかしたらこの後のお話で説明が入るのかもしれません。最初に言った通り、あまり見ないハンドボールのマンガなので、今後の展開を楽しみにしています。

 

 

 追伸:まあマンガだから野暮なことは言いたくないけど、脳震盪で気絶した佐倉君は休ませてあげようよ。

 

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